2011年4月30日土曜日

I Can Hear My Hair Grow










































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今日はこの曲たち。













The Move - Flowers In The Rain
The Move - I Can Hear The Grass Grow
The Move - Fire Brigade
The Move - Walk Upon the Water
The Move - Cherry Blossom Clinic
The Move - The Lemon Tree

ミュージシャンの中でも
奇人、変人と呼ばれる人はけっこういて、
まあ、何をもって奇人、変人なんだ、
みたいなことを考えるとめんどくさいですが。
たとえば、奇行癖なんかがある人などは
そういう風に捉えられることが多かったりしますが、
それは、ドラッグだったり、
また、育ってきた環境だったりするし、
彼らの思考的なものもまた然り。
とりあえず、音のみで、なんだか変だよなー
なんかぶっ飛んでるんだよなあってのを
奇人、変人とするとするならば
この、The MoveのRoy Woodは
たしかに、その中でもかなり高い位にいるのではないでしょうか。

ただ、奇人、変人の代表格?ともいえる
Frank Zappaなどは、
一聴すると、たしかに、
おや、こいつはキテレツだ、などと
思うわけですが、
Roy Woodの場合は
非常によくできたポップソングで
(実際、16曲ものトップ10ソングがあるようです。)
いってみれば、ちょっとした
流行作曲家でもあったともいえます。
けれども、何かがおかしい。
かみ合わせの悪いものどうしが、なぜだか、
うまい具合にかみ合ってしまったみたいな感じ
とでもいえばよいでしょうか。
(ライブではなくて、スタジオバージョンだとさらにそんな感じが強くなります。)

そして、いまは、カルトヒーローみたいに
なっている現状です。
数ある60年代のバンドの中でも、
かなり、ユニークな存在だとおもうのですが。
デビューが66年なので、
いわゆる、ブリティッシュインベーションに間に合わなかったこと,
人気が出始めたころは、Jimi Hendrix, Led Zeppelin, Creamなどの
ブルースロック的なものや、King Crimson, Pink Flloydなども
出てきたりして、そっちのほうが注目されてしまったこと、
(まあ、しゃーないっちゃー、しゃーないですね。
といっても、前述した通り、多くのトップ10ヒットを出しましたが。)
などが原因なのかもしれません。
それから、時代的にアルバム志向が強くなってきていたときに
これだ!という名盤と認められなかったというのがけっこうでかいのかも。
(個人的には1st,2ndとも名盤といってよいアルバムなのですが。)
The Move再評価が来るかどうかはわかりませんが、
自分は、ずっと聴いていくのだろうなあと思います。

そして、驚くことに、
Roy Woodは現在に至るまで、ドラッグに手を出したことが
ないそうです。(本当かな?)
このサウンドで、I Can Hear The Grass Grow(草が育っていくのが聞こえる)とか
Walk Upon the Water(水の上を歩く)なんて、いかにもだけど。
ちなみに、誰にいっても信じてくれませんが、
髪の毛が育っていくのが聞こえるときがあります。たまーに。
自分ももちろんシラフです。

ではでは、また。

鼻高々。












































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今日はこの曲たち。





tUnE-yArDs - Bizness
tUnE-yArDs - Real Live Flesh

いままで、あまり人気がなかったり、注目されてなかった
アーティストを前から知っていて、
それで、好きだったりすると、
人気になったり、注目を集め始めると
”いやー、前から知ってたけど、いいバンドなんだよねー”
などと言ってしまいたくなり、
言う人から見れば、鼻高々、
聞く人からすれば、それで?別に、自分が偉いわけでもないでしょ。
ってな感じなのでしょうが、
それでも、言わずにはいられなくなり、
自分の評判のみならず、バンドの評判まで落としてしまうのは
避けたいところです。
が、この、tUnE-yArDs
まさしく、そんな感じで、
ようやく、注目されはじめてきました。
そして、
”いやー、前から知ってたけど、いいバンドなんだよねー”
といいたくなってしまいます。

それにしても、最近は4ADレーベル、
なんだか盛り上がってますね。
このtUnE-yArDsもそうだし、
Ariel Pink's Haunted Graffiti、Blonde Redhead、
Camera Obscura、Deerhunter、The National、
Twin Shadow、St. Vincent、Beirut
など、よいバンドを抱えてますなあ。
もともと、
The Birthday Party、Cocteau Twins、Bauhaus、Pixies
など、一筋縄ではいかないバンドを多く抱えていましたが、
なんというか、ちょっと地味め、
けど、美意識高め、みたいなレーベルカラーを
30年以上続けているのが、未だに存続しつづけている
理由かもしれませんね。

ではでは、また。

2011年4月28日木曜日

ロートスの実 《その実を食べると浮世の苦しみを忘れ楽しい夢を結ぶと考えられた想像上の植物》













































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Flickrの写真、8,000枚突入です。

今日はこの曲たち。













Beastie Boys - Make Some Noise
Foo Fighters- Rope
R.E.M. - ÜBerlin
The Strokes - Under Cover Of Darkness
Arctic Monkeys - Brick By Brick
Beady Eye - Millionaire

なんだか、知らないうちに
(知らないわけではなかったですが。)
今年は大物のリリースラッシュ。
”ロッキング・オンの表紙クラス”とでもいえば
よいでしょうか、なかなか豪華です。

ここらへんの大物でも
最初は、誰々みたいなサウンドとか、
あのバンドっぽいみたいに言われてきた訳だけど、
こうやって聴くと威風堂々というか、
やっぱり、なるべきしてなるもんだよなあなどと思います。
もう彼らでしかできないでしょう、という感じでしょうか。

R.E.M.のPVは、写真家のSam Taylor-Woodによるもの。
(おー、珍しく、写真の話題!)
かっこよいです。
(結局、写真の話題じゃない。)

それから、
埋め込み無効になっていたので
こちらのリンクから。
Radioheadも新譜出しましたね。

Radiohead - Lotus Flower
【Radiohead】江頭2:50がLotus Flower 【完成版】

エガちゃん、かっこいい!
ぜひ、見比べてやってください。

ではでは、また。

Noonday Underground











































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今日はこの曲たち。







Indian Vibes - Mathar
Noonday Underground - London
Squire - Noonday Underground

なんとなく、インド続きだったので、
(Monochrome Setのビドさんもインド系)
Paul Wellerの変名ユニットのThe Dave Pike Setのカバー。
これ、けっこういろんな所で流れていたような気もします。
(カレー屋さん含む。)

それから、そのPaul Wellerのプロデュースなんかしている
Simon Dineのバンド、Noonday Underground。
1995年か、1997年あたりに発売されてたら
日本では、バカ売れ間違い無し!って感じでしょうか。
なんとなく、トラットリア・レーベルから発売されて、
小山田圭吾大推薦!みたいな感じで。(違うか?)
とはいえ、古くさいというより、
タイムレスな良い曲たくさん作っております。
本国より、日本で大人気!
みたいな感じで、盛り上がっていたバンドが
けっこうあったと思うのですが、
最近はいわゆる”ビックインジャパン”ってのが
あまりない感じがしますね。
自分が知らないだけなのかもしれないけど。

そして、Noonday Undergroundといえば、
ネオモッズバンドのSquireのこの曲。
ネオモッズというのも、この間紹介した
マッドチェスター期のバンドみたいに、
アルバムで聴くにはちょっときつくても
曲単位では、けっこうかわいい曲がけっこうあったりしますね。

ではでは、また。

2011年4月25日月曜日

白黒テレビ












































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今日はこの曲。



Monochrome Set - Fat Fun

かっこいい!
3分間ポップなんていわれたりもしますが、
これは、1分半パンク。
痺れるぜい。

ではでは、また。

2011年4月24日日曜日

みんな、まくらのためのおっぱいが必要なんだ。











































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今日は、Cornershopが久しぶりに新作を出したようなので、
Cornershop特集ということで。
なんというか、Fat Boy SlimがRemixをした
”Brimful of Asha”の一発屋的な感じになっておりますが、
その前もその後も、素晴らしい音楽をたくさん作っております。大好き。
しかも、小難しくなったり、変にアート志向になったりせず、
キャッチーで、ポップなまま、前進しつづけていて、
ある意味、理想ともいえるのに、あまり売れてないようですね。
それでも、こうやって、バンドを存続しつつ
よい音楽を続けているのだから、素晴らしいです。

新作からの”Supercomputed”はいかにもインドって感じですが、
とてもよいです。
デビュー以来、なんていうか、無理してない感じのインド感とでも
いえばいいでしょうか、だって、本人たちインド系だもんね。
イギリスに住んでる、インド系の人たちがやってるロック&ダンスバンドっていう
そのままな感じがいいんでしょうか。

”Brimful of Asha”のサビ
Everybody Needs A Bosom For Pillow
(みんな、まくらのためのおっぱいが必要なんだ。)
っていうのは、ちょっと、すごいよい歌詞だよなあ。













Cornershop - Brimful Of Asha
Cornershop - Sleep On The Left Side
Cornershop - Lessons Learned from Rocky I to Rocky III
Cornershop - Who Fingered Rock'n'Roll
Cornershop - Soul School
Cornershop - Supercomputed

ではでは、また。

2011年4月22日金曜日

名前を変えておりました。













































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今日はこの曲。



Sananda Maitreya (Terence Trent D'Arby) - Billy Don't Fall

けっこう昔に名前を変えていたようです。
知っていたような気もするけど、忘れてました。
この曲、昔から大好き。
ただ、初めてPV見たのだけど、
ちょいときっついかも。
ドレッドのボクサーっていうのもすごいし、
ボクシングについて、いろいろ言えるほど知識はないですが、
腰がはいってないと、へっぽこに見えますね。
ミッキー・ロークしかり。
ストーリー仕立てで、
"Billy Don't Fall"ということで、
相手のボクサーの役の人が、Billyで、ゲイで、
"Billy Don't Fall In Love With Me
But I'll stand by your side"
俺に恋に落ちるなよ、
けど、俺はおまえの側にいるよ。ってな感じなのでしょうか。
そんで、Billyは亡くなってしまって、
お墓の前に立ってると思うのですが。
なんかカラオケビデオみたい。
といっても、カラオケビデオって
個人的に実は好きではあるのですが、
本人にやらせなくても....
それとも本人がやりたかったんでしょうか。
ゲイの友人とのちょっと複雑な友情を歌った
とてもいい曲なんだけどなあ。

ではでは、また。

2011年4月21日木曜日

誰にも見つけられない星になれたら











































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先日、Matthew Sweetの「Girlfriend」
を紹介したとき、Nirvanaの「Nevermind」と
比較しちゃったりしましたが、
この2つのアルバムが発表された、1991年というのは
けっこう当たり年だったようで
この他にも、たとえば、アメリカでは、
R.E.M「Out Of Time」、Pearl Jam「Ten」、
Dinosour JRの「Green Mind」
そしてイギリスでも
Primal Scream「Screamadelica」、My Bloody Valentine「Loveless」、
Teenage Fanclub「Bandwagonesque」、Massive Attack「Blue Lines」
など、名盤が勢揃い。
それから、
U2「Achtung Baby」、Lenny Kravitz「Mama Said」、
Red Hot Chili Peppers「Blood Sugar Sex Magik」
まで、この年に発売されたのだから、(その他にも好盤多し。)
いわゆるロック史的にも、けっこう重要な年なのかもしれません。

これらのアルバムたちは、
少なくても数十年は、いろんな人に覚えていてもらえると思うので、
心配ありませんが、
ここら辺の時期のイギリスの音楽には
(マッドチェスター系というやつですか。)
おそらく、忘れられそうだけど、それでも、
けっこう好きな曲がたくさんあったりします。
まだ、歴史が浅いっていうのもあるのかもしれませんが、
洋、邦の音楽ブログとか見てても、
ソウルだとか、パンクだとか60年代のロックなんかは、
たとえば、シングル1枚しか出していないようなバンドたちとかを
けっこう、熱心に取り上げたりしているようなのが
あったりするのだけど、ここらへんのってけっこう無視されてます。

まあ、Stone RosesやPrimal Screamになりそこねたって感じの
バンドが多かったり、シングルよくて、アルバム聴いたら
けっこうがっがりみたいなバンドが多かったのも事実ですが。
いわゆる、バギーファッションってのも、気合いの入ってない
ヤンキーみたいだし。
同時期に流行っていた、シューゲイザーなんかは、
この数年、ちょっとイケてる感じになってるみたいなんだけどなあ。

前置き長くなってしまいましたが、
そんなわけで、この曲たち。













Five Thirty - 13th Disciple
Inspiral Carpets - Saturn 5
James - Sit down
EMF - Unbelievable
The Mock Turtles - Can You Dig It?
Northside - My Rising Star

たしかに、なんか垢抜けない感じが。
けど、よいです。
Five Thirtyの曲とか、イギリスが舞台のB級ギャング映画とかにぴったりそう。
ギャングかチンピラ達が、調子がいいときに、
街中を闊歩する場面とかで使われたりしたら
かっこよさそう。(けど、結局みんな死んじゃうみたいな感じのやつ。)
Mock Turtlesなんて、フリッパーズ・ギターみたいだぜい!

ではでは、また。

2011年4月19日火曜日

dearbananaさま vol.2











































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今日も引き続き、dearbananaさん。
3,4年前の動画のようで、
いまは、動画をアップロードしてないようです。
残念。













dearbanana - 胆小鬼
dearbanana - 灰姑娘
dearbanana - 小情歌
dearbanana - 时间潜艇
dearbanana - 无题II
dearbanana - 韩怂少年的模范情书

ではでは、また。

2011年4月18日月曜日

dearbananaさま











































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You Tubeで動画を探していると
普通の人が、自分でセットしたカメラに向かって
カバーなどをしていることがよくあって、
自ら投稿するぐらいなのだから、それなりに
歌がうまかったりとかしたりもするのですが、
情報量の多さもあって、無視してしまうことが
ほとんどです。
そんなわけだったのですが、見つけてしまいました。
お気に入りを。





dearbanana - I'm Sticking with You
dearbanana - After Hours

両方とも、Velvet Undergroundの曲ですが、
すごくよい。

After Hoursという曲は、レッチリから、R.E.M、White Stripes
などなどが、カバーしている名曲ですが、正直、上記3組のカバーより
このバージョン、自分は好きです!
(Velvet Underground After HoursでYou Tubeで検索すれば、
数十名の名もなき人たちの弾き語りが聴けますよ。
上記3バンドのも聴けます。
自分は、ほとんど、
出だしの”1,2,3, If you Closed the Door”まで聴いて、
次のAfter Hoursをクリック、という感じでしたが。)

こういうのに出会えるのは
すごくうれしい。
おそらく、最初、インターネットが出てきたときは
こういうものを、いろいろ発見できるんだろうなあ、
などと期待していたような気もしますが、
(たしかにMy Spaceなんかはそういう役割を果たしているのかもしれませんが。)
あまりにも発達しすぎて、
こんなにユルいものまでは、手が回らないのが現状ですが、
こういう発見をすると、テクノロジーの発展も悪くないものだな、
などと思ってしまうわけです。

原曲のほうはこちら。





The Velvet Underground - I'm Sticking with You
The Velvet Underground - After Hours

I'm Sticking with Youは
君から離れられない、君がやること、なんでも僕もするよ。
という歌詞のかわいい曲ですが、
Velvets関連だと、なんでも、これってドラッグソング?とか
思ってしまうのがいけないところです。

ではでは、また。

サノバビッチなルーさん












































Flickr(250.251)アップしました。

この間、ラムちゃんってやっぱりいいよね、
みたいな話しになり、それ自体はそれほど、
盛り上がった会話になったというわけではなかったので
忘れていたのですが、
そういえば、ラムちゃんといえば、
Matthew Sweetだよね。なんて思ってしまって、
思い出してしまいました。
いまや、アニメに詳しい、外国人など
珍しくもなんともないですが、
(You Tubeで、日本放送日の翌日には
英語字幕付きのアニメが見れる時代です。)
20年前には、やっぱり珍しかったようで、
Mattew Sweetも、音楽がどうだとかの前に
必ず、枕詞のように、”ラムちゃんのタトゥをしている人”
といわれておりました。
このPVも原因だろうけど。



Matthew Sweet - I've Been Waiting

リアルタイムでは、自分も聴いてないのだけれど、
この、 ”I've Been Waiting”も入っている、
アルバム、「Girlfriend」は、本当に名盤だと思います。
Lou ReedやRichard Hell, Tom Waitsなんかと演っていたRobert Quineと
(いま、話題の斉藤和義とも演っていて、彼の歌まで作っちゃってます。
サノバビッチなルーに見せつけてやろうぜって、
Lou Reed嫌いだったんでしょうね。Robert Quineは。)



斉藤和義 - Come on Quine

TelevisionのRichard Lloydという、
バリバリのNYパンクのギタリストをバックに

"I've Been Waiting",
"Girlfriend",
"You Don't Love Me",
"Don't Go",
"Your Sweet Voice"

なんていう、いかにも甘い青春ポップみたいな曲たち。
これが、実に相性抜群でかっこよいのです。

同じく、1991年に発売された、Nirvanaのアルバム「Nevermind」発売時、
Kurt Cobainが、そのとき言った有名な言葉で
「 俺達のサウンドはBlack FlagとBlack Sabbath
にかきまわされたKnackとBay City Rollersみたいなもの。」
というのがありますが、
これって、「Nevermind」よりも、「Girlfriend」に当てはまるような気もします。
残念ながら 「Nevermind」のほうが100倍ぐらい有名になってしまいましたが、
「Girlfriend」も20年経った今でも、全く色あせていない
素晴らしいアルバムだと思います。

そんでもって、これが最近のMatthew Sweet



Matthew Sweet - You Don't Love Me

ラムちゃんのタトゥも同じように
太ってしまっているのかちょっと心配です。
相変わらずいい声ですが。
ではでは、また。

2011年4月16日土曜日

I don't beg, I don't borrow, I steal.











































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今日はこの曲。



Scarlett Johansson & Pete Yorn - Relator

すごくよい曲です。

ではでは、また。

2011年4月15日金曜日

ジャミージャミー


























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今日はこの曲。ジャミーですよ。



Jay Kay & Jools Holland - I'm In The Mood For Love

メガネのJK,インテリっぽいです。

ではでは、また。

2011年4月14日木曜日

I betrayed those little atoms with a kiss










































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前回、Costelloはけっこう、
あまりに文学的すぎて、何いってんすか?
みたいのが、けっこうあったりするのだけど。
といってしまいましたが、
けれども、そんなわけのわからん歌詞の中でも
ピタっと自分とリンクしてしまう歌詞もあります。
その中でも、Little Atomsという曲は15年間ぐらい、
頭からなぜか離れてくれません。

I betrayed those little atoms with a kiss
僕は、キスでそれらの小さな原子たちを裏切った。

というラインです。
ただの見当違いなのかもしれませんが、
同じように、15年前ぐらいに、たまたま、初めて読んだ
中原中也の”汚れっちまった悲しみ”に
という詩となぜだかリンクしてしまい、
いまに至るというわけです。
実は、全然ピントはずれなのかもしれませんが。

そんなわけで、またコステロになってしまいました。





Elvis Costello - Little Atoms
町田康×中原中也 - 『汚れっちまった悲しみに』

ではでは、また。

2011年4月13日水曜日

僕のアーバンブルースへの貢献。











































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Elvis Costello続きだったので、今日はこの曲たち。
コステロで1ヶ月ぐらい、いってもいいのだけど。
別にコステロつながりというわけではないのだけど、
なんとなく、すごく聴きたくなってしまいました。





Prefab Sprout - We Let The Stars Go
Prefab Sprout - Cruel

Prefab Sproutは日本でも、イギリスでも、
すごく人気があるというわけではないですが、
なんというか、好きな人の愛しっぷりがかなり激しいような気がします。
そして、その情熱っぷりは、
なんとなく、The Smiths好きの人のそれに似ているような感じがしたりして。
もう、なんていうか、人生変えられてしまった系とでもいうのでしょうか。
(ファン層はけっこう被りそうだけど。)
正直、自分はそこまで、
つよーい影響を受けたわけではないけれど、(けど大好き。)
もし、もう少し生まれるのが早くて、
そのくせ、バブルにも便乗することが
できないような日々を送っていたら、(送ってそう。)
家で、The SmithsとPrefab Sprout漬けの日々を送っていたような気もします。
まあ、パディ・マクアルーンの書く詞はちょっとバブルっぽいのもあったりしますが。
実際、Elvis Costello, Morrissey,  そして、Prefab SproutのPaddy Macloonは
80年代、イギリスの三大詩人
(彼らは90年代も00年代も素晴らしいアルバムを作り続けていますが。)
といってもよいのではないでしょうか。
この2曲はなぜだか、日本語訳付きですが、
パティの書いた詞の中でも、ひときわ、美しく、そして哀しい、そしてまた、美しい。
この2曲のみに(もしかしたらまだあるかもしれないけど。)
おそらく、訳を付けてくださった方も、そう思ったのでしょうか。
MorrisseyもPaddyも,たしかに文学的といえるような詩だけど、
自分みたいな人間にも、わかりやすくて、とてもよいです。
これこそ、ポップ・ミュージックだ!という感じで。
Costelloはけっこう、あまりに文学的すぎて、何いってんすか?
みたいのが、けっこうあったりするのだけど。


ではでは、また。

2011年4月11日月曜日

コステロック











































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今日はこの曲たち。
Elvis Costelloをたくさん紹介してしまったので、
最後にコステロ似の人たち。









Graham Parker - Local Girls
The Jags -  Back of My Hand
Scott Wilk & The Walls ~ Radioactive
Mr.Children - シーソーゲーム~勇敢な恋の歌

似ております。
ミスチルは一応、日本代表ということで。

ではでは、また。

Spectacle vol.3










































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今日はこの曲たち。









Elvis Costello & Lou Reed - Perfect Day
Elvis Costello - She's the One
Elvis Costello & Bruce Springsteen - Pretty Woman
Ron Sexsmith & Elvis Costello - Everyday I Write the Book

引き続き、Elvis Costelloホストのプログラム、Spectacleから。

相変わらず、コステロ、ノリノリです。

とはいえ、Lou Reed, Bruce Springsteenという、
ある意味、対照的ではあるけれど、アメリカを代表する
詩人でもあり、語り部でもある彼らと
対等に渡り合えるのは、彼ぐらいしかいないのかもしれません。
コステロはイギリス人だけれど。
Ron Sexsmithと演っているのは、セルフカバー。
小説に例えて、人生や愛を語る曲や映画なんかは
珍しくはないのかもしれませんが、
これは、その中でも、とてもよいです。

ではでは、また。

2011年4月7日木曜日

Spectacle vol.2











































Flickr(236, 237)アップしました。

前回、紹介した、Elvis Costelloがホストをつとめる
Spectacleという番組がとにかくすごい。
何がすごいって、まずゲストがすごい。
U2(Bono,the Edge), Bruce Springsteen, Police, Lou Reedから
Herbie Hancock, Sheryl Crow, Allen Toussantなどなどたくさん。
そんでもって、ホストのくせにコステロが歌いまくる。
イギリスでは、元SqueezeのJools Hollandがホストをつとめる
Later with Jools Hollandが有名で(これも素晴らしい番組)
ここでも、Jools Hollandがけっこうピアノを弾きまくるので
そりゃー、ちょいとやり過ぎでしょう、などと
思う事もあったりしますが、コステロはもっとすごい。
けど、かっこいいです。
(You Tubeのコメントなどでは、コステロやりすぎってコメントも
もちろんあったりしますが。)

そんなわけで今日はこの曲たち。











Elvis Costello & The Imposters - Mysterious Ways
Elvis Costello, Bono, The Edge - Stuck In A Moment
Elvis Costello, Bono, The Edge - Pump It Up + Get On Your Boots
Elvis Costello - Pump it up
U2 - Get On Your Boots

コステロかなりごきげんすぎて困ってしまいます。
最後のPump It Up + Get On Your Bootsのリアルマッシュアップは
本物でやられたらかなわねえやとDJの人たちも参ってしまうのでは。

日本で、こういう感じの番組やるならば、
やっぱり、桑田圭祐でしょうか?
長渕剛以外はみんな喜んで、出そうだし。

ではでは、また。

2011年4月5日火曜日

Spectacle vol.1











































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地味に7000枚突破しました。
よかったら見てやってください。

今日はこの曲たち。







Norah Jones - How Many Times Have You Broke My Heart
Elvis Costello - Cold, Cold Heart
Smokey Robinson - Don't Know Why

昨日、紹介したHank Williamsの遺された歌詞を
Bob Dylan, Willie Nelson, Jack White, Lucinda Williams, Norah Jonesなどが
それに曲を作って歌ってしまうという
'Hank Williams Project' というプロジェクトが進行中らしく、
ノラさんが歌ったのがこの曲。
ちょっと、かなり素晴らしいです。
”どんだけ、あたしのこと傷つければ気がすむわけ?”ってな歌詞ですが、
こんな歌、歌ってくれるのなら、思わず傷つけたいぜと思ってしまうほどです。

そして、この番組"Spectacle"の
(この番組がDVD化されるらしいです。You Tubeでも他のけっこういいの観れますが
お金があれば、絶対買うべき!)
ホストのElvis CostelloのHank Willamsカバー。

それから、なんとSmokey Robinsonがノラさんの曲をカバー!
これはなんというか、スライ・ストーンがレッチリをカバーするとか
スティーヴィー・ワンダーがジャミロ・クワイのカバーをするとか
そんな感じでしょうか?スモーキーさんの歌声も衰えておらずとてもよいです。

いい動画たくさんなので
これから、しばらくSpectacleの映像を紹介していきます。
あと、ノラさんはちょっとNOKKOに似ていると思う。

ではでは、また。

2011年4月4日月曜日

涙がビールに落ちちゃうのさ。











































Flickr(232,233)アップしました。

今日はこの曲たち。











Hank Williams - Hey Good Lookin'
Johnny Cash w/ Nick Cave - I'm So Lonesome I Could Cry
The The - There's A Tear In My Beer
Norah Jones - Cold Cold Heart
Ryan Adams - Lovesick Blues

昨日の続きではないですが、
Ryan AdamsからSylvia Plathを発見させてもらいましたが、
彼を通じてHank Williamsと出会うこともできました。
彼のライブでLovesick Bluesのカバーを聴いたとき、
すっかり、聴き惚れてしまうわけです。
(そのライブ自体も、本当に素晴らしかった!)

ロックンロール誕生以前の
(まあ、それをどこにするかは、とりあえず置いておいて)
フォーク、カントリーシンガーといえば、
たとえば、”この機械(ギター)はファシストを殺すことができる”と歌った
Woody Guthrieのパンクっぽさだったり、
映画化もされたけど、生き様自体がロックのような
Johnny Cashだったり、そういう人たちのほうに
心を奪われるべきなのかもしれませんが、
(いや、すごい大好きなのですが。)
いつも、寂しくて泣いちゃうよ、とか、
泣いてしまって涙がビールに落ちてしまうよだとか、
どうしたら、君の冷たい冷たい心を溶かすことができるんだろうかとか、
僕は恋の病になっているのに、彼女は気にもしないんだ。
みたいなことばかり歌っている、
めそめそ番長のHank Williamsが一番好きなのです。

といっても、正直、最初はその詩に魅かれたわけではなくて
(残念ながら、いまとなってはかなり魅かれてしまっていることを否定できませんが。)
なんというか、歌声とメロディがピタッときてしまったわけです。
貴重な本人の映像もとてもよいし(最初の変な小芝居付き)
他のカバーもすごくよいです。

ではでは、また。

2011年4月3日日曜日

たぶん彼女は僕をフランスに連れていってくれる。

Flickr(230,231)アップしました。

今日はこの曲。



Ryan Adams - Sylvia Plath

「ライ麦畑でつかまえて」の女の子版といわれている小説が
あるのをご存知でしょうか?
それが、このRyan Adamsが歌っている、
Sylvia Plathの「ベル・ジャー」という小説です。

正直、ライ麦畑の女の子版なんて、かなり読みたくない。
ライ麦畑の主人公のホールデン君は、
なんだかんだいっても10代の男の子なので
非常にわかりやすく、悪態ついていても
そんなもんだぜと、読み流すことはできるけど
相手が女の子で、思春期で、さらに、当時の邦訳のタイトルが
「自殺志願」。そんでもって、精神病院にいっちゃったりするらしいし、
積極的には読みたくはないとおもっていたのだけど、
と、同時にこの本をずっと探していた。
なぜなら、Ryan Adamsのこの曲があまりに美しいので、
おそらく、素晴らしいのだろうとおもっていたからだ。
Sylvia Plathは詩人としても有名なので(というかどちらかというと詩人として有名)
詩は読んだこともあったのだけど、
この小説は本屋さんでチェックしても、なかなか見かけなかった。
(ネットでは、見かけていたけど、上記の理由で、
そこまでして読もうともおもっていなかった。)

そして、運悪い?ことに
こんな時期にこの本を某古本屋でみつけてしまった。
とはいっても、一応、10年ぐらいこの本を探していたので、
やはり、買わなくてはと買ってしまい、
別に今、読む必要ないのかもしれないけれど、
読んでしまいました。

特別、ライ麦畑との類似点などはないけれど、
要は、たしかに思春期特有のあの感じ、とでもいえばいいのでしょうか、
無防備さと辛辣さとなにかに対する嫌悪感、不安そういったものですよ。
そして、セックスに対する恐怖感だったり、 自殺未遂。
これで、援助交際あったら、携帯小説書けちゃうぜい、(読んだことないけど。)
みたいな内容ではあるのかもしれません。
それでも、実のところ、読んだあと、じとーっとした嫌な感じはなくて、
その主人公のエスターが(自伝的な小説なので、
シルヴィア本人と考えても良いのかもしれません。)
それでも、とても魅力的で、Ryan Adamsが

And maybe she'd take me to France
Or maybe to Spain and she'd ask me to dance
In a mansion on the top of a hill
She'd ash on the carpets
And slip me a pill
Then she'd get pretty loaded on gin
And maybe she'd give me a bath
How I wish I had a Sylvia Plath

そして、たぶん彼女は僕をフランスに連れていってくれる。
もしかすると、スペインかも、そして僕をダンスに誘うんだ。
丘の上のお屋敷で、
カーペットに灰を落として
僕に錠剤を渡し、
そして、ジンで僕を酔わせてしまう。
それから、たぶん僕を風呂に入れてくれる。
そんなふうに、いてくれればよいのに、シルヴィア・プラスが。

と歌ったのが、合点いった。
といった感じで、またまた、この曲を何度も聴いてしまうのです。
素晴らしい。

この「ベル・ジャー」が出版された1ヶ月後に彼女は自殺しました。
夫の浮気、制作活動の行き詰まり、経済難という、
まさしく、三重苦とでもいえるような状況だったようです。
グウィネス・パルトローが主演で
「シルヴィア」という題名で
彼女の一生が映画化されているようです。(見てない。)

ではでは、また。