2011年1月11日火曜日

Fuck Youからはじめよう。

























Flickr(150)アップしました。

黒人音楽とは闘争の歴史だ。

そういうことになることがとても多いようです。
奴隷解放からはじまって、それでも虐げられて、そして、公民権運動。
それでも、白人がどれだけ俺達を搾取してきたか、
そして、いまだってあいつらはいまだって、搾取し続けてる。
それが、ブルースだろうとジャズだろうとヒップホップだろうと
そんなことをソウルを込めて彼らは歌い、そして演奏してきました。
そして、そこから素晴らしい音楽が生まれました。
チャーリー・パーカー、マディ・ウォーターズ、マイルス・デイヴィス、ジェームス・ブラウン、スライ&ファミリーストーン、カーティス・メイフィールド、ボブ・マーリー、パブリックエナミーetcetc......(etcが何万あっても足りないぐらい。)
ジャンルが違ってもそれは”ソウルミュージック”というしかないでしょう、 という、とんでもないパワーにあふれた音楽ばかりです。
そして、自分もそういう音楽に感動し、心揺さぶられてきました。

しかし、黒人音楽にはもう一つの歴史があるのです。
それは、”俺なんてもうだめだよといじける系”です。
”あの娘は振り向いてもくれないのさ”とか”あいつはいい車に乗ってるけど、おいらは
何も持っていないのさ”とか”君に話しかけたいけど、ぼくはあいつみたいにかっこよくもないし、どうすればよいのだろう?”とかみたいな、とほほな感じの唄がたくさんあります。
これもまた、ブラックミュージックの歴史だったりします。
(そして、それがとんでもなくかっこよい曲だったりするから、たちが悪い。)

youtubeで現在、3600万回の再生回数を記録している、Cee Lo GreenのFuck Youは
まさしく、そのブラックミュージックのマナーに則った曲ではないでしょうか。



Cee Lo Green - Fuck You

”あいつはXBOXで、俺はアタリだよ”とか(XBOXは日本では対して人気はないので、比較対象として分かりづらいけど。)”俺はフェラーリなんて乗れないぜ。”とか
とりあえずFuck You(ちくしょう!)といっとけみたいな感じが最高のソウルミュージックです。

Cee Lo Greenは数年前、デンジャーマウスと組んで、Gnarls Barkleyとして、



Gnarls Barkley - Crazy

Crazyが大ヒットしましたが、CrazyとFuck Youがヒット曲なんて、この人はどんな政治家より、起業家より実は21世紀のことをわかっているのかも。

ではでは、また。

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