2011年5月6日金曜日

大人になるってこと。










































Flickr(274,275)アップしました。

日々を生きていると
あー、大人になったなあなどと
思うことがあったりして、
それは、ときにはポジティブに、
そして、ときにはネガティブな感じで
思ってみたり、言ってみたりしてしまうものですが、
Yoko Onoにぐっときてしまうようになったときは
あー、自分も少しは大人になったのかなあなどと思ったものです。

中学生の時、初めて買ったJohn Lennonのアルバムは
”Shaved Fish”というベストアルバムでした。
それは、ジョンがいわゆる”主夫”生活を始める前の楽曲を
集めたアルバムで、”Imagine”や、”Happy Christmas”とか知っている曲が
たくさんで、それはそれは、感動したものです。
そして、そうだ、新しいのも買おうと思ったのが
”主夫”生活以降のアルバム"Double Fantasy"です。
"Woman"も“Starting Over"も"Beautiful Boy"といった
既に知っている曲も入ってるし、
次はこれだな、と思って購入したわけです。
"Double Fantasy"というアルバムはジョンとヨーコの曲が
ほぼ交互に歌われているという構成でした。
そして、正直なところ、中学2年生の自分にはヨーコの曲は理解不能でした。
そして、レコード世代ではなく、CD世代の自分はヨーコの曲は
スキップしてジョンの曲だけ聴く事になるわけです。

それでも、少しづつ、物事を違った方向から
見れるようになってきて、彼女のソロアルバム、
"A Story" や ”無限の大宇宙”などを聴いてみたり、
彼女の一連のアート作品や、
詩集”グレープフルーツ”
(Imagineというのはこれがなければ生まれなかったといっても
大げさではない、と読めば、みんな思うはずです。)
などを読んでるうちに、すっかり、心酔してしまったわけです。

よく”世界で一番有名な日本人”などと紹介されたりしても、
結局のところ、"John Lennonの未亡人で愛だ平和だ言ってる人”っていうのが
一般的な認識なのかもしれませんが、ある意味、
もしかしたら、それゆえに、非常に過小評価されているアーティストの一人
のような気もします。

愛と平和とか、思想的、思考的なものをとりあえず、置いておいても
John Lennonに与えた影響というのも、前述した詩集”グレープフルーツ”の
"Imagine"への影響だったり、”ジョンの魂”のあの生々しさはヨーコなくては
作りえなかったのではないでしょうか。
(プロデューサーのPhil Spectorの手腕というのも大きいですが。)

そんなわけで、この曲たち。





Yoko Ono - Yes, I'm A Witch
Yoko Ono - Yes, I'm Your Angel

Yes, I'm A Witchで、 Yes, I'm Your Angelなんだから
困ったものです。

ヨーコの音楽が評価されないことに不満を持っていた
ジョンが、B-52’sなど、ヨーコの影響を受けたバンドが
評価されはじめてきたときに、
「ついにヨーコに時代が追いついた!」と
自分のことのようにはしゃぎまわったという
エピソードが、自分はとても好きです。

ではでは、また。

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