2011年5月15日日曜日

バイトPunks











































Flickr(284,285)アップしました。

今日はこの曲たち。









Jeffrey Lewis - Part-Time Punks
Siouxsie and the Banshees - Hong Kong Garden
Swell Maps Read - about Seymour
The Lurkers - Just thirteen

Part-Time Punksの原曲はTelevison Personalities。
you tubeのほうによいのがなかったので
こっちヴァージョンで。
Rough Tradeレーベルが25周年を記念して
現Rough Tradeレーベルのアーティストたちが
Rough Tradeから出た曲をカバーするという企画盤から。

この曲は、もともとは"Part Time Punks”、
つまりバイト感覚でPunkをしているような
なんちゃってPunksみたいな人たちを
揶揄するというか、皮肉っているというか
ディスっている曲なのだと思います。

しかし、いま聴くと青春賛歌とでもいえるというか、
一所懸命、背伸びしてがんばってPunk
聴いてたよ!ってな感じの、微笑ましいともいえる曲にも思えます。

”Rough Tradeの店に行って
 Siouxsie and the Bansheesを買うんだ”
とか、
”John Peel(英の伝説的ラジオDJ)が紹介してたから
「Read about Seymour」(Swell Mapsの名曲)買おうと思っていたけど、
赤い盤のやつじゃないから、かわりにThe Lurkerを買うんだ。”
とか
ちょっとかわいい。

自分も、7インチのレコードに
何万円も出したりするような
(発売当時のオリジナルで、このジャケットがどうで、
あーだ、こーだ、ほにゃららetc)
自称Punksたちに、
いやいや、それはPunkではないでしょう、
と息巻いていたときもありましたが、
がんばって、無い知識をひけらかしたり、
とはいえ、あまりに無いので吸収しようとしたり、
誰も持っていないものを、買ってみて、
自慢してみたり、
そういうのは実は、若いときというより、
歳をとったとしても、変に、わかったような振る舞いを
するぐらいならば、そのほうがいいこともあるのではないかと
思ってみたりすることもあります。

以前、イギリスの雑誌か新聞の、
"あの人はいま”的な企画で、
とある、パンクバンドでヴォーカルをやっていた
女性のインタビューが載っていて、
(誰だったか思い出せない...けど、何曲か小ヒットのあるバンド。)
その人がいま、ソーシャルワーカーとして、
老人の世話をしたりして、働いているという記事だったのだけど
”その、老人たちに、自分も昔は髪をツンツンに立てて、パンクをやってて、
「Top Of The Pops」(英の歌番組)にも出たのよ。といっても
 誰も信じてくれないのよ(笑)”
という記事を読んで、とてもよいなあと思いました。
彼女も、もしかしたら、"Real Punks”ではなく、”Part Time Punks"で
あったのかもしれませんが、
(たしか、記事の中でも、「自分はSex Pistolsにあこがれていただけ。」
 みたいなこともいっていた気もします。)
それでも、Sex Pistolsにあこがれて、曲をつくって、という行為というのは
実は、オリジナルとかなんとかいって、
小難しいことをいっている人よりも、
根源的で肉感的なことなのではと思ってみたりもするわけです。

ではでは、また。

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